学芸員課程設立50周年となる今年度は、元法政大学総長の谷川徹三(1895~1989)に関する企画展を開催します。
愛知県常滑市に生まれた谷川は、京都大学哲学科へ進み、西田幾多郎に師事します。1928年に法政大学哲学科の教授となり、1966年に定年退職するまで、38年の長きにわたり法政に在職しました。その間、文学部長、大学院議長、能楽研究所長などを歴任し、1963年に総長就任。谷川総長時代には、教学面の充実、経理業務の改善等が図られ、多摩キャンパスの用地購入もはじめられました。
一方、谷川は哲学者、評論家としても活躍し、斬新な哲学・芸術論で知られました。宮沢賢治の研究をはじめ、文学、芸術、社会、宗教など多方面の評論活動を行っています。また、『思想』編集者、『婦人公論』主幹、帝室(国立)博物館次長などの仕事にも携わりました。世界連邦運動を熱心に進めたことでも有名です。
本展では、このように様々な顔を持つ谷川徹三の事績を、「法政大学」「翻訳・哲学・評論」「社会的な活躍」「家族・交友関係」という四つの側面から紹介します。
日 時 | 2014年11月11日(火)~2015年1月31日(土) 10:00~18:00 |
休 館 日 | 日曜、祝日、および12月25日(木)~1月7日(水)、1月17日(土) |
会 場 | 法政大学市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー14階博物館展示室 キャンパスマップ 交通アクセス |
入 館 料 | 無料 ※どなたでもご鑑賞いただけます |
主 催 | 法政大学資格課程 |
協 力 | 法政大学史センター、法政大学図書館 |
お問い合わせ先 | 法政大学資格課程実習準備室 TEL:03-3264-4360 |