本年度は、2018年の干支である〈戌〉にちなみ、犬に関する企画展を開催します。
第一章「犬物語」では、文学や絵画の中の犬を見ていきます。人間の生活の一部に溶け込んだ身近な存在として、また人間に寄り添うパートナーとしての表現が、多くの作品に見られます。
第二章「犬の玩具」では、本学が所蔵している1000点以上の郷土玩具から、犬にまつわるものを展示します。信仰と深く結びついたもの、子どもたちの間で流行したものなど、実に多様です。
第三章「犬巡りTOKYO」では、学芸員課程の実習生によるフィールドスタディの成果を報告します。今回は主に東京23区内にある犬の像について調査を行いました。
第四章「犬の凧」では、本学の凧コレクションより、犬をモチーフにしたものを紹介します。
文学・歴史・民俗と遊戯・・・人と一緒に歩んできた犬との関係性を、様々な視点から見つめ直してみてください。